商品の値段の7つの見せ方と決め方!価格表示と効果的な書き方も!
こんにちは、すずみです。
今回は商品の値段の見せ方と決め方についてです。
価格の表示と書き方次第では売り上げを
大きく増やすことも可能です。
商品なりサービスを売る際に
必ず決めなければいけないのが値段です。
この値段次第で売り上げが大きく変わるので、
なかなか決めるのは難しいです。
また、決めた後も商品の価格が妥当、もしくは安いと
購入する相手に思ってもらわなければいけません。
高すぎても購入してもらえませんし、
安すぎても価値を感じもらえなかったり、
何かあるのではと不安に思う要素になります。
そこで商品の値段の見せ方と決め方から
売り上げが増える書き方まで総合的に解説します。
まずは以下の動画にてお話しているのでご覧ください。
目次
値段をしっかりと決めなければいけない商品とは?
まず、値段をしっかりと決めなければいけないものと
そうでないものがあるので、軽く解説していきます。
例えば、スーパーで売っているようなものなら、
そこまで値段に困るものではありません。
他にも100円のガムとか100円のタブレット菓子とか、
そういったものなら決めるほうも迷うことはあまりないですし、
購入するほうも欲しければ値段で迷うことなく購入します。
こういった低価格なものは特に問題はないです。
しかし、値段を決めるのが難しい商品もあります。
例えば、マニア向けの商品などは興味のない人にとっては、
どんな値段でも欲しくないですし、逆にそれが欲しい人にとっては、
高額でも購入したいものであることがあります。
他にも自分の持つ情報やサービスなど、
実際に物がないものに関しても価格を決めるは、
あまり比較対象が少ないので難しいです。
例えば、自分の持つ知識やスキルを教える語学教師とか、
スポーツの監督やコーチなどは情報を販売しているわけです。
こういったものはスキルによっても値段が変わりますし、
非常に価格を決めることが難しいものです。
そこで、そういった商品なども含めて、
どう決めていくかなどをこれから解説していきます。
商品の値段の決め方!
いよいよ、商品を販売する際の値段の決め方です。
商品の値段を決める際に大事なことは高すぎても、
安すぎてもいけないということです。
その値段なら満足して購入できるという、
絶妙な値段設定が必要です。
この値段を決めるためには
市場をリサーチしなければいけません。
自分で勝手に決めると商品がまったく売れないなんて
悲惨なことにもなりかねません。
どんな商品やサービスにしても類似したものは多くあり、
そういった商品がいくらで販売しているのかをリサーチしましょう。
特に類似していて売れている商品の値段は参考になります。
そういった商品を見て自分の商品のほうが優れていると思えば、
値段を少し高めにしてみるのもいいですし、あえて少し安くして、
さらに価値があることを知ってもらえるようにするのもいいです。
リサーチした後は自分なりに考えながら、
決めていけば問題ありません。
商品価値を下げずに、なおかつ妥当で、
満足してもらえる価格を決めましょう。
特にネットで商品を販売する際は様々なものと比較されやすいので、
リサーチを念入りにすることは必須とも言えます。
値段の見せ方と書き方!
次に商品のだいたいの価格が決まったら、
それをどう見せるのかが大事になります。
いくら適切な価格にしたとしても、
その価値を十分に理解してもらわなければいけません。
それが高額なものほどしっかりと見せていかないと、
購入するほうも躊躇するので、売れなくなってしまいます。
どうして、その価格設定なのかをしっかりと伝えていき、
メリットも余すことなく書いて購入側にも納得して、
良い買い物をしたと思わせるのが理想です。
そのための書き方などは以下の記事で詳しく解説しています。
(関連:セールスレターの例文と書き方!テンプレート雛形で初心者も簡単に!)
また、これ以外にも価格表示での見せ方でも、
購入率を上げることができます。
ここはテクニック的な部分なので、
知識として学んでおくだけでも、
有効的に活用できるものです。
価格表示で売り上げが増える書き方!
それでは実際に売り上げが増える価格表示の
心理的的なテクニックを解説していきます。
1.端数効果を活用する
端数効果とは値段を大台にしないように
端数で表示させることです。
例えば、10000円を9800円にするとかです。
たったの200円と思うかもしれませんが、
見た目的になんだか価格以上に安く感じる効果があります。
他にも30000円を29800円とか、
桁の数字を1つ下げることにより、
見た人が感じる印象は変わります。
これは人は左から右に視線が動くということもあり、
最初に見た数字の印象を強く受けるからです。
ただし、これはあくまでも安く見せる必要がある商品の場合です。
【高級品の場合】
高級品の場合は端数効果を利用すると、
逆に安っぽく見られてしまうことがあります。
高級品の場合は高いことをわかって購入するので、
端数効果を利用すると逆に売れなくなります。
例えば、1000000円するようなものは、
998000円と表示しないほうがいいわけです。
2.ジャストプライス価格にする
高級品は端数効果を利用しないほうがいいと書きましたが、
低額でも端数ではなくちょうどいい価格にする方法もあります。
ジャストプライス価格とも呼ばれますが、
100円均一とかもこれにあたりますね。
他にも500円、1000円、10000円など、
キリのいい数字にすること戦略もあります。
これはキリのいい数字にすることで、
購入側が金額を考える必要がなくなります。
これにより商品を選ぶことだけに集中でき、
あれもこれもと複数購入にも繋がります。
3.1日あたりの金額で提示する
月額サービスとか長い年数を使用できるものなどは、
1日あたりの金額にして表示する方法があります。
例えば、月額1万円のサービスがあるとして、
1日あたりに換算すると、約333円となります。
1日333円ならそこまで負担にならないかなと、
安く感じてもらうことができます。
さらに、1日のタバコ代よりも安いですとか、
他のものと比べて安さをアピールすることもできます。
月額1万円と1日に333円では感じる印象が変わり、
長期的に活用できるようなもので高額なものなら、
この表示方法がかなり効果的です。
4.割引額は30%以上にする
商品の割引は購入を促進させるためには、
定番中の定番な方法ではあります。
しかし、割引でもよく10%引きとか、
微妙な割引額の表示をみかけます。
割り引いているほうからしたら頑張ってるのかもしれませんが、
購入者側からすると、そこまでお得な感じを受けにくいです。
購入側がお得に感じる割引額は30%以上からと言われていて、
実際に20%と30%ではかなり購入率が変わります。
また、割引際は定価の表示も見せてから、
そこから割り引いた値段を表示させると効果的です。
定価10000円⇒7000円
このようにせっかく割引をするならば、
頑張って30%引き以上にするようにしましょう。
5.アンカリング効果
アンカリングとは商品の価格を提示する前に
商品よりも大きな数字を見せていくものです。
このアンカリングを行うことで、
商品の価格を提示したときに
安いと感じさせることができます。
最初に価格よりも大きな数字を見せることにより、
その数字が無意識のうちに頭に残っていて、
それが基準となります。
ちなみに最初に見せる数字は販売価格である必要はありません。
例えば、「開発費に100万円かかりました」とか、
「モニターさんには30万円でも安いと言われました」など、
価格より大きな数字であれば、それが頭に残ります。
そこから商品の金額を見せることで、
安いと感じて購入させやすくなります。
6.比較する商品を工夫する
商品を売るために効果的なのは比較することです。
商品は比較をすることで安いかどうかを判断できるので、
この比較するものは工夫しないといけません。
ここで普通は類似した商品と比較して安いことをアピールしますが、
それはどこもやっていることで、あまり効果は高くありません。
そこで商品を比較するものを工夫することが大事です。
例えば、英会話を学ぶ教材セットを販売するとします。
この場合はDVDとかのセット販売などが多くありますが、
値段はDVDという媒体もあるので、そこまで高額では売れません。
せいぜい高くても1万円ぐらいですが、
これももっと高額で売りたい場合はどうするのか。
その場合は比較するものを他の類似のDVDなどではなく、
英会話教室である程度習得するまでにかかる費用としてみます。
英会話教室などである程度話せるようになる費用は
人によって個人差があると思いますが、何十万もかかることもあります。
そういった違う視点から工夫して比較をすることで、
商品を安く見せることができます。
7.購入しなかった際の損失を提示する
人は購入した際のメリットよりも、
購入しなかった際の損失のほうを怖がります。
例えばですが、終電まで残業すれば1万円もらえる場合と
終電まで残業しないと1万円失うとなると、
人は失う場合のほうが行動することがわかっています。
そこで、商品に対するメリットを提示するのは必須ですが、
それと同時にいまここで買わなければどんな損失があるのかを、
様々な角度で提示することでより購入させることができます。
ここまで商品の様々な見せ方などをご紹介しましたが、
ここに書いたテクニックをすべて使えばいいというわけではありません。
逆にテクニック的なものは使いすぎても逆効果になることもあり、
それぞれの場面で上手く活用していくことが重要になります。
ここは実際に使って慣れていくしかないですが、
大事なことは商品の価値と魅力を十分に伝えることで、
価格を安く見せるのは価値を知ってもらうためです。
その商品が必要な人に正しい価値を知ってもらうことが、
販売者としての役目とも言えます。
ぜひ、上手く活用してみてください。
ではでは、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
またこのブログでお会いしましょう。